住まいのかわら版 vol.63

住まいのかわら版v63

vol.63

雨の日に大活躍のレインタッズ。正しいお手入れで長持ちさせましょう。

気候の変動で雨の日が多い昨今、大活躍するレイングッズ。
大切に扱うポイントをご紹介します。

みなさま、元気でお過ごしでしょうか?
みなさんに暮らしと住まいを快適にするためのちょっと役立つ情報をお届けいたします。
今回のテーマは 「レイングッズの扱い方とお手入れ」です。
雨の日をちょっと楽しくさせてくれるレイングッズ。
そんなお気に入りのアイテムは扱い方やお手入れ次第で、長持ちさせることができます。

★雨傘やレインコートは洗い&陰干しで長持ちを

雨傘は、ナイロンやポリエステル素材がポピュラー。
これらの素材には主にフッ素系のはっ水加工が施されていますが、油分に弱いそう。
使い続けるうちに、手の脂でも少しずつながらダメージを受けるのだとか。
そこで、傘を巻くときは、折り目を軽くつまむようにして整え、
ベルトを持って巻き付けながら留めることをおすすめします。
また、水気を切るために傘の先を床にトントンしたり、傘を左右に回したりするのもNG。
傘の骨が外れるなどの原因にもなります。
傘の水を切るときは、少し開いたり閉じたりを繰り返すのが最適。周りへの配慮も忘れずに。
ふだんのお手入れは、陰干しがベター。天日干しは色あせの原因になります。
乾いたら、乾燥した場所に保管します。
汚れが気になるときは丸洗いを。5~10倍に薄めた洗濯用中性洗剤をスポンジに含ませ、
表面を丁寧に洗います。最後にシャワーなどで泡をしっかり流しましょう。
長年使っていて、はっ水性が落ちてきたと感じたら、乾いた状態で防水やはっ水スプレーを吹きかけて。
または、ドライヤーも効果的です。ドライヤーは5~10㎝ほど離して、温風をまんべんなくかけましょう。

おしゃれなデザインが豊富になっ てきたレインコート。
ナイロンやポリエステル素材のものは、使い続けても防水性は極端に落ちることはありませんが、
はっ水性は汚れや摩擦などにより劣化します。そこで、定期的に洗いましょう。
洗濯表示を確認し、洗濯機が使えればネットに入れて中性洗剤で洗濯を。
十分にすすいだら、脱水はせず、タオルなどで水分を拭き取り、自然乾燥させましよう。
それでもはっ水性の低下を感じたら、防水やはっ水スプレーを使用し、風通しのいいところで乾かすと回復します。
ビニール素材など、洗濯機が使えないものは大きめの洗面器などに水を入れ、
中性洗剤を溶かして前後左右に振りながら洗いましょう。
洗剤をよく洗い流したら、タオルで拭いて、陰干しを。

◆傘の生地をハンドクリームなどがついた手で触るのは避けましょう!はっ水性が損なわれるだけでなく、
素材の表面がダメージを受け、変色の一因にも。

◆レインコートの洗濯は、ジッパーや ボタンはすべて閉じ、フードも広げてネットに入れましょう。

★マメなお手入れと除湿が大事なレインシューズ

レインブーツなどのシューズ類は、使用したら水気を拭き取って、乾燥させてから靴箱へ。
汚れがあったら、5~10倍に薄めた洗濯用中性洗剤を使い、塩化ビニール製は含ませた布で優しく拭き取り、
ゴム素材のものは布を固く絞って拭きます。
ちなみに、ゴム製のものは、ゴシゴシ洗いは変色の原因に。
レインブー ツは通気性が良くないため、風通しのいい日陰に置いて乾燥させ、
中に 乾燥剤や吸湿性に優れたブーツキーパーを使うことで、ニオイなどの軽減になります。

◆ゴム素材のレインブーツは購入後、使う前に専用のコート剤を塗ると、
ひび割れなどを防ぎ、長持ち度がアップ。